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 網膜には、色を感じる細胞が3種類あり、それぞれ赤、緑、青の色に強く反応します。赤または緑の色の感じ方が鈍い場合、赤緑色覚異常と呼ばれます。ほとんどの色覚異常はこのタイプです。先天性ですが、進行することはありません。

 遺伝形式は伴性劣性遺伝です。男性の場合、関係する性染色体は1個のみですから遺伝子があれば症状が出てしまいますが、女性の場合は性染色体が2個あるため、片方だけに遺伝子をもつ場合は症状が出ず、両方の場合のみ出ます。したがって男性に多くみられ[約4〜5パーセント]、女性は0.4パーセントぐらいにすぎません。

 就業には、職業ドライバー、色分けした電線を扱うような職業、塗装、印刷関係が不適当です。これまでの社会では、色覚異常者の入学、入社がかなり制限されていましたが、最近は随分緩和されてきました。もし自分の子供に色覚異常が見つかったら、本人に色の感じ方が正常と少し異なることを正しく理解させた上で、日常生活上特に問題はないとのびのび育ててあげるとよいでしょう。
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