スタッフ通信 Vol.41「9月フリーダイヤル経過報告」
この度は「相談専用フリーダイヤル」にお問い合わせ頂きましたものを一部ご紹介します。
Q①:50代男性です。特別目に関して不具合などはないのですが、先日「アイフレイル」という言葉を聞きました。「アイフレイル」とはなんでしょうか?
A①:『加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態』が「アイフレイル」です。健康と要介護状態との中間の段階として位置づけ
られています。当院では加齢等に限らず、患者様の症状をよく伺い、場合によっては此方から検査等をご説明の上ご提案し早期の発見と治療により進行の予防や症状緩和を目指し「眼の健康寿命」を伸ばす活動をしてい
ます。
Q②:来月あだち眼科で白内障手術を受ける予定なのですが、白内障手術で使う眼内レンズで「単焦点と多焦点」で迷っています。メリット、デメリットは何でしょう?
A②:単焦点眼内レンズは、手元か遠くの一箇所以外はピントが合わないため、術後も眼鏡やコンタクトが生活に必要になります。一方、多焦点眼内レンズ(図1)は2箇所以上の距離でピントを合わせられるので、白内障手術によって眼鏡がほとんど不要になります。単焦点眼内レンズは焦点が1つなのに対して、多焦点眼内レンズは複数の箇所に光を振り分ける仕組みです。そのため、単焦点眼内レンズで定めた焦点の視界よりも、多焦点眼内レンズの方が少し一つ一つのピントの鮮明度が劣る場合があります。また、多焦点眼内レンズは、暗い場所でライトを見た時に光の輪のように滲んでいたり、まぶしさを感じるハロー・グレア現象(図2)が術後に感じやすいです。ハロー・グレア現象は慣れるといわれますが、術後しばらくは、夜間を中心にこの現象に悩む場合があります。また、多焦点眼内レンズが不適合な場合もあります。不適合は手術前の適切な診察やカウンセリングで防げます。
他にも多数お問い合わせ頂き有難うございました。今後ともお気軽にお問い合わせください。
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