硝子体内注射
1.硝子体内注射とは?
薬剤を白目の部分から眼内の硝子体という場所に注射をします。
主に、加齢黄斑変性症に対し行います。
加齢黄斑変性症とは、物を見るときに一番大切な黄斑部が年齢的な変化により組織が変性していくという病気です。
2.硝子体内注射の種類
・ルセンティス
・アイリーア
これらは、脈絡膜新生血管の成長を活性化させる物質の働きを抑える薬剤です。
硝子体内に注射することで、新生血管の増殖や成長を遅らせ、視力が低下する速度を緩やかにすることが、期待されていています。
例えば、ルセンティスの治療内容としては、月に1回ルセンティスを白眼の部分から、眼の中の硝子体に注射をします。
この注射は間隔をあけて3回繰り返します。その後は、眼の診察や検査で症状をみながら、必要に応じて注射します。
検査は必要により月に1回、視力検査と眼底検査、場合により光干渉断層撮影(OCT)等を行います。